お金は無いけれど毒親を脱出したい方へ〜格安家電のススメ〜
過干渉系の母親との縁切りに成功し、平穏な日々を過ごしている毒親サバイバーの朱音です。
このブログでは、毒親サバイバーが抱える生きづらさが少しでも楽になるような情報や心の在り方のアドバイスを紹介しています。
今まさに親子関係で悩みを抱えている方、毒親育ち特有の生きづらさを抱えている方のお役に立てれば幸いです。
今回ご紹介するテーマは、「お金が無くても大丈夫!最低限の家電の揃え方」です。
他の記事でも繰り返しお伝えしていますが、毒親から逃げるためには、物理的に距離を取ることが最も有効です。
ですが、毒親育ちの中には、過干渉・過保護の方も多く、「一人暮らしをしたことがない」「家事ができるか心配」「自分で自由に使えるお金が無い」など様々な懸念があると思います。
そこで本記事では、できるだけお金をかけない一人暮らしの始め方のコツとして、「家電の揃え方」に焦点を絞ってご紹介したいと思います。毒親から逃げたいけれど金銭的に不安がある方は、ぜひお読みください。
1.家電のクオリティは低くても大丈夫
個人的な話になりますが、私は一人暮らしを始めて数年が経ちました。ようやく家事や生活習慣について、「ここまでは手を抜いていい」「これ以上サボるとヤバい」というのがわかってきたところです。
母親と反りが合わず家出同然で実家を飛び出したため、家電については費用はできるだけ抑える方向で揃えていました。一人暮らしにも徐々に慣れてきて身辺が落ち着いてくると、家電のクオリティの低さは多少は気になる所です。
<私が引越し当時に買い揃えた家電>
- 型落ちして叩き売られていた電子レンジ(19,000円)
- 型落ちして叩き売られていた洗濯機(28,000円)
- 通販で格安でゲットした冷蔵庫(28,800円)
以上3点の合計金額は75,800円です。10万円以下で揃えることを目標にしていたので、かなり費用を抑えることができました。掃除機や炊飯器、テレビは買っていません。
それでも最低限の暮らしは何とかなります。よほど仕事が忙しくて時短する必要があったり、家電マニアであったりすれば事情は変わるかと思いますが、掃除機や炊飯器は正直無くても生活できます。
「安物は壊れやすい」などとも言われますが、一人暮らしではそもそも使用頻度が低いので、耐久年数については神経質にならなくても大丈夫です。冷蔵庫に限っては壊れると中のモノが傷んでしまい実害がありますが、その他の家電は壊れてしまっても数日であれば乗り切れます。
ただ、人によっては「音の大きい洗濯機は絶対にイヤ」「冷蔵庫の野菜室はマスト」など、様々なこだわりや事情があることも確かです。
ですので今回は、「最低限生活する分には困らないものの、3年くらい過ごしていると不満がちらほら出てくるレベルの我が家の家電たち」を実例としてご紹介したいと思います。
これから一人暮らしを始める方には、割と参考になるかもしれません。
2.格安家電のメリット・デメリット【実例】
2−1.冷蔵庫
現代で生活する上で、必ず必要な家電といっても過言ではない冷蔵庫。(中にはミニマリストで「冷蔵庫も要らない!」という方もいらっしゃるでしょうが…)
私が一人暮らしを始めるに当たって、最初に検討したのが冷蔵庫でした。
条件としては、
- 一人暮らしで自炊するのにちょうど良いサイズ(一般的には100~200Lとされています)
- 冷凍庫が広いもの
- 自動霜取り機能のあるもの
です。もちろん、価格重視。
で、実際に購入したものがこちら↓
(楽天で買って設置サービスは使わなかったので、自分で玄関からキッチンまで運びました…今となっては良い思い出(?)です)
メーカーの「ハイセンス」が中国のメーカーのため「性能が悪い」「すぐ壊れる」等の評判もありますが、個人的には以下の記事にもあるように、性能そのものが悪いと感じたことはありません。
が、そもそもの問題として、
- 野菜室が無い
- チルド室が無い
- ドアポケットが狭い。というか、150Lでは手狭。
これはこの冷蔵庫が悪いのでもハイセンスさんが悪いのでもなく、私の冷蔵庫選びが不味かったという話です。
それこそ一人暮らしを始めた当初は、節約のために調味料ですら最低限(塩、砂糖、めんつゆ、ポン酢、ケチャップ、マヨネーズ)しか置いていませんでした。あと、飲み物も水道水中心で、お茶や牛乳も置いていませんでした。
でもやっぱりめんつゆばかりでは飽きます。というか、めんつゆをたくさん消費するだけで、節約になっているのかどうかもわかりませんでした。
ということで、引っ越し当初はスカスカだった冷蔵庫も、2年経った辺りからしょうがチューブ・にんにくチューブ、醤油・酒・みりんがそろい、最近では牛乳もアイスティーも入っているので、ドアポケットがぱんぱんに。
(因みに卵はドアポケットには入れず、パックのまま本体側に入れています。ドアポケットは振動があるので卵の保管には実は向いていないそうです。参考:卵を長持ちさせる保存方法は?常温?冷凍?丸い方を上?)
あと、野菜室が無いのも切実な問題です。
基本的に野菜は買ってきたその日にカットしてジップロックに入れて冷凍してしまうのですが、すぐに使い切れるサイズのもの(ピーマン、ナス、キュウリなど)は冷蔵室に入れることもあります。ですが、ほんの1日冷蔵庫に入れておいただけで萎れてしまうため、やはり野菜室は野菜のためにあるのだなあと実感します。
というわけで、上記の「Hisense ハイセンス HR-D15A」ですが、普通に使う分には何ら問題は無いけれど、ちょっと大きめのスペースがほしい/自炊にこだわりがある人にはやや手狭な印象です。
2−2.電子レンジ
ヤマダ電機で叩き売られていました(以下のアマゾンリンクは「-B」とありますので、同シリーズの次世代かと思われます)。
一応メーカーものなのですが、とにかく性能が微妙。
- 200W、500W、そして謎の650W
- 冷凍ご飯温めは2回しないと温まらない
- フライ温めがトースト+電子レンジなので使いづらい
まず650Wというワット数が微妙すぎます。普通、家庭の電子レンジの温めの目安時間は500Wか600W、たまに700Wで記載されているので、650Wだと計算しなければいけません。最近は直感で温めてしまっていますが……
一応自動機能もあるのですが、冷凍ご飯を温めても触った感じが少し冷たいので、2回チンしています。正直、自動機能の意味がありません。フライ温めはトーストしてから電子レンジを掛けているらしく、トースター不可の容器が使えず、アルミホイルも使えないので不便です。
ということで、もう少し使いやすくて安いモデルはあるはずですので、あまりこの製品はオススメできません。
2−3.洗濯機
こちらもヤマダ電機でたたき売られていました。ヤマダ電機のプライベートブランドですね。
あまり洗濯にこだわりが無いので、皺や色落ちのことはよくわからないわからないのですが、ただ一つ言えることは、
・脱水機能がとても低い
ドライコース(おしゃれ着コース)のデフォルト設定で洗うと、厚手のものだとビチョビチョになります。水がしたたり落ちるくらいです。
洗濯は実家でもほとんどしたことがない家事の一つだったので、最初は「こんなもんなのかな?」と思っていたのですが、さすがにおかしいと思い脱水の回数をデフォルトの1回から2回へ変更。そこそこマシにはなりましたが、それでも冬場のおしゃれ着洗いの乾かなさは非常にストレスです。
それから、音がうるさいのもかなりマイナスです。実家の洗濯機はここまでうるさくありませんでした。
ということで、こちらもそれほどオススメしません。(ヤマダ電機のプライベートブランドは信用できない印象になってしまいました。)
2−4.テレビ
テレビは一人暮らしを始めて10ヶ月ほど経ってから買いました。見たいアニメがあったのですが、動画配信などで見ることができず、さらに年末のお笑い番組も見たいな~と思ったのがきっかけです。(親から離れて10ヶ月も経つと、かなり精神が安定したきたことが改めてわかります。)
画質などにこだわりはありませんでしたが、レコーダーやゲーム機を繋ぐことを考えて、HDMIの外部入力の端子が2つ以上あるものを選びました。
<良い点>
- HDMI端子が2つあり、レコーダーとゲーム機が繋げる
- 1.5m程度離れて見るのにちょうど良い大きさ
- とにかく安い
<悪い点>
致命的な欠点はありませんが、イヤフォンやヘッドフォンは有線でしか繋げず、Bluetoothで繋ぎたい時はトランスミッターを買う必要があります。また、最近の日本製のテレビであればTverなどの動画配信サービスをテレビで見られる機能がありますが、そういったものはありません。
ただ、テレビは無くても生活できるものですので、お財布と相談しながら、どこまでこだわるか決めると良いかと思います。
3.無くても大丈夫な家電
3−1.掃除機
掃除機は今でも買っていません。元々部屋に物が少ないので、カーペットクリーナー(いわゆるコロコロ)とクイックルワイパーで十分掃除できます。掃除機があれば若干の時短にはなるかもしれませんが、お金を出すほどのことでもないのと、カーペットクリーナー+クイックルワイパーでの掃除の仕上がりが結構気に入っている、ということがあります。
<掃除機ナシで掃除する手順>
- カーペットクリーナー(コロコロ)でベッドの上を掃除
- 若干粘着力が落ちた状態のカーペットクリーナーで、フローリング部分を掃除
- 完全に粘着力が無くなり新しいシートに変えたら、カーペットの上を掃除
- フローリング部分にやり残しがあれば、カーペットや座椅子で少し粘着力を落としてから掃除
- クイックルワイパーでフローリング部分を掃除
大きなゴミをカーペットクリーナーで掃除した後、さらに細かいホコリや砂をクイックルワイパーで掃除するので、床がピカピカになります。おそらくこの仕上がりは掃除機では難しいと思うので、やはり掃除機ナシで大丈夫かな…と個人的には考えています。
3−2.炊飯器
ご飯はお鍋で炊いています。お鍋やフライパンでご飯を炊く方法はたくさんありますが、私は次の方法でいつも炊いています。
<お鍋でご飯を炊く方法>
- お米600gを洗う
- お米を水750gにつけておく(30分以上)
- 中火でふつふつしてくるまで加熱
- 弱火にして12分加熱
- 火を止めて20分蒸らす
お茶碗に軽く盛るボリュームだと、13~14膳分くらいが炊けます。もちろん一度には食べませんので、ラップして冷凍庫で保存します。炊きたての蒸気ごとラップして冷凍することで、炊きたての美味しさが保てるそうですよ。
毎日炊くわけではなく2週間に一回程度なので、炊飯器は無くても全く問題ありません。今後も購入を検討することは無いと思います。
4.まとめ
今回は、私の部屋の格安家電たちを紹介しました。私も始めての一人暮らしで、金銭的な不安や家事ができるかなど心配でしたが、始めてみたら意外とどうにかなるものなのだと日々実感しています。
この記事を参考に、皆様が快適で楽しい一人暮らしが始められることを願っています。お読みいただきありがとうございました。