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【毒親チェック】私って毒親育ち?毒親診断チェックで自分の人生を取り戻そう

毒親診断チェック
毒親診断チェック
過干渉系の母親との縁切りに成功し、平穏な日々を過ごしている毒親サバイバーの朱音です。

このブログでは、毒親サバイバーが抱える生きづらさが少しでも楽になるような情報や心の在り方のアドバイスを紹介しています。

今まさに親子関係で悩みを抱えている方、毒親育ち特有の生きづらさを抱えている方のお役に立てれば幸いです。

今回ご紹介するテーマは、「毒親チェック~自分の人生を取り戻す第一歩~」です。

親子関係が何となく上手くいっていない、自分の生きづらさは親の育て方にあるのではないか?――そんな風に思っている方は多いと思います。一方で、世間的に毒親といえば、「虐待」「新興宗教にハマっている」「精神疾患を抱えている」など、わかりやすいケースがイメージされがちです。

しかし、毒親といってもわかりやすいケースばかりではありません。明らかな暴力や暴言が無くても、カルト宗教にハマっていなくても、子どもにとって悪い影響(=毒)を与えていれば、それは毒親です。

毒親の中には、一見すると教育熱心で良いお父さん・お母さんに見える毒親もいます。親自身も良かれと思って子どもに接しているため、子どもも自分の親が毒親であることに気付くことができません。

また、子どもは生まれ育った家庭のことしかわかりません。他の家庭と比較することが出来ないため、親から「これは当然だ、しつけだ」と教えられると、一般的におかしな家庭のルールであっても、疑う方法が無いのです。

大人になってようやく「うちの家族は少しおかしいかも?」と気付いたとしても、幼い頃からの思考のクセやネガティブ思考が定着してしまい、親から健全に自立することができません。

この記事では、自分の親が毒親かどうかをできる限り客観的に評価できるよう、毒親毒親育ちの方について、それぞれの特徴を30項目のチェックリストにしました。自分の親が毒親であることを確認することは、自分の人生を取り戻すための第一歩です。

自分の生きづらさの原因を探り、対処法を一緒に考えていきましょう。

1.チェックリスト

1-1.毒親の行動・特徴

チェックリスト①毒親の行動・特徴
チェックリスト①毒親の行動・特徴
まずは、親の行動についてチェックしてみましょう。以下の30項目のうち、当てはまるものが多いほど毒親度が高いということになります。厳密な基準はありませんが、概ね10項目以上当てはまれば、「毒親の傾向あり」と言えます。
































1-2.毒親育ちの方の特徴

チェックリスト②毒親育ちの特徴
チェックリスト②毒親育ちの特徴
次に、毒親育ちの方によく見られる特徴をチェックしていきましょう。「1-1.毒親の特徴・行動」で当てはまる項目が少なかったとしても、こちらのチェック項目に多く当てはまるのであれば、何らかの生きづらさを抱えていることになります。

毒親の根本的な判断基準は、子どもにとって「毒」かどうかなので、こちらのチェックも非常に重要です。































2.毒親だとわかったら?

自分が毒親育ちだとわかったら?
自分が毒親育ちだとわかったら?

2-1.生きづらいのはあなたのせいではない

自分の親が毒親であると気付けたら、次のステップへ進みましょう。毒親育ちの方の多くは、人間関係で上手くいかない、自分に自信が持てないなどの生きづらさを抱えています。原因は自分自身にあると考えてしまいがちですが、生きづらさの原因のほとんどは「親の育て方」や「親との関係性」にあります。

▼無関心型の毒親の特徴〜愛されなかった子どものサバイバル〜 akane-dokuoya.hatenablog.com

もちろん、生まれ持った性質の影響もゼロではありませんが、親が子どもを育てる上で、子どもの気質や性格に合った子育てをするのは当然のことです。私はHSP(人の感情に敏感な気質)で、ちょっとしたことですぐ泣いてしまう子どもでしたが、親は私の性質を理解せず、「すぐ泣くのは甘えだ」といつも怒られていました。

大人しい子には大人しい子の、やんちゃな子にはやんちゃな子の世界観があります。周りの大人は、命に関わったり、他人を傷つけたりするような事でも無い限り、子ども自身の価値観は最大限尊重すべきです。毒親はそのことがわからず、自分の考えを子どもに押しつけてしまいます。

毒親育ち=アダルトチルドレンなのか?生きづらさの原因を探る akane-dokuoya.hatenablog.com



2-2.親は親、自分は自分

とはいえ、自分が生きづらいのは親のせいだ!と親を恨んでいるだけでは、状況は改善しません。生きづらさの原因は親ですが、今生きているのはあなた自身であり、あなたの人生を良くするのはあなたしかいません。

親を変えようとするのはオススメしません。毒親はそもそも子どもの言うことに耳を傾けませんし、「親が良くなることで自分の人生が良くなる」と考えるのは、結局のところ、「自分の人生は親次第」という考え方と同じです。

心理学的にも、親を恨んだり復讐したりすることは薦められていません。親に怒りをぶつければ、一時的にはスッキリするかもしれませんが、それで生きづらさが解消されることはありません。それどころか、親への恨みや怒りが上書きされ、ますます自分の心の中で親の存在が大きくなってしまうケースもあるそうです。

親が変わるとすれば、親自身が自分は毒親であると気付き、毒親から変わりたいとカウンセリングや認知療法を受けることですが、そこまで理解のある親は稀でしょう。子どもの側からアプローチすることは現実的ではありません。

毒親育ちの方に大切なのは、「自分と親は別の存在である」という認識を持つこと。つまり、精神的に健全に自立することです。

幼いころから親の支配を受け、価値観を押し付けられてきた子どもにとって、親から離れることは簡単ではありません。親が全てであった世界から、親のいない世界に羽ばたかなければならないので、もちろん不安もあるでしょう。しかし、不安だからこそ、一歩踏み出す価値があるのです。自分が自分として生きられる世界は、これまでとは比べ物にならないくらいに自由です。親から離れたいけれど、迷いや戸惑いのある方は、ぜひ勇気を出して行動してみてください。

毒親育ちの生きづらさ克服〜カウンセリングって必要?〜 akane-dokuoya.hatenablog.com



2-3.親から離れる方法

親離れするために最も効率的で効果的な方法は、物理的に距離を取ってしまうことです。成人して働いているのであれば、引っ越し費用を貯めて家を出ましょう。

その際に、親に相談したり許可をとったりしないでくださいね。あなたは成人済みなので、保護者の同意は要りません。保証人不要の物件を探せば、親に全く知られることなく、家を出ることができます。

毒親からの逃げ方〜4つのステップ〜 akane-dokuoya.hatenablog.com

既に親とは別の家に住んでいる場合は、連絡を一切遮断しましょう。電話番号を変えたり、親が合鍵を持っている場合は鍵を変えたりします。それでも家に突撃してくるようなら、引っ越して住所を教えないようにしましょう。

かなり毒親度の高い場合は、戸籍を辿ってでもあなたのことを追跡してくるかもしれません。ある程度の手間はかかりますが、分籍して戸籍が開示されないようにするなど、対処法はあります。諦めず逃げ切るようにしてください。

そこまで極端なことはしたくない、どうしてもできないという場合は、連絡の頻度を減らすなどでも構いません。私の場合はすっぱりと縁を切る方法が合っていましたが、徐々に距離を置く方が上手くいく場合ももちろんあると思います。

実家から今よりも遠いところに引っ越すとか、帰省する回数を減らすとか、毒親に気付かれないように少しずつ距離をとってください。それでもあなたにしつこく執着してくるケースも多少はあるかもしれませんが、ほとんどの場合、別の人や趣味に依存するようになります。

2-4.罪悪感の捨て方

毒親はよく、「育ててやった分、子どもが親の老後の面倒を見るのは当たり前」と言います。ですが、それは本当に“当たり前”でしょうか?

親が子どもを産むのは、子どものためではなく親のためです。産んで欲しい!と子どもが親に頼んで生まれてきたわけではありません。親が勝手に産んだのだから、子どもが自立するまで面倒を見るのは親として当然の義務です。「育ててやった」のではなく「育てるのが当然」なのであり、それに見返りを求めるのはおよそ見当違いです。

しかも、毒親は子どもを健全に育てることすらできていません。親の責務を果たしていないのに、子どもが老後の面倒を見る必要はあるのでしょうか?——答えはNOです。 (※健全な親子関係のもとで、子どもが自ら親の面倒を見たい!と思うことを否定するものではありません)

ですので、毒親育ちの方が、親の老後について気負うことは一切ありませんし、「老親を見捨てるのか!」という毒親やその周りからの言葉は無視して大丈夫です。あなたの苦しみを知らない人の言葉など、聞く価値もありません。

親の生活能力が著しく低く、自分が面倒を見なければ生きていけないのでは?と心配な方は、日本の福祉制度を信じましょう。日本は高齢者にかなり優しい社会ですので、役所に相談すればそれなりの制度を紹介してもらえます。

3.まとめ

「親を敬うべき」「子は親に従うべき」といった考え方は根強く、子どもはいつまでも親にとって子どもである、という認識が日本では一般的です。(二世タレントの不祥事を親タレントが謝罪する、犯罪者の実家にマスコミが取材する 等)

さらに、核家族化や総サラリーマン社会化によって、人々が自分の家庭以外の価値観に触れる機会も減少しました。家族が唯一の拠り所になった親たちが、子どもに自分の価値観を押しつけ自己実現を図ろうとするのも、社会の大きな流れの一つの現象と捉えることができます。

だからといって、毒親に育てられた子どもが我慢をすればよい、割を食えばよいというのは間違いです。子どもが親の人生の道具にされることなく自分自身の人生を歩めるように、これからも情報発信を続けていきますので、今後とも当ブログをよろしくお願いします。

POINT

・自分の親が毒親であると認識することは、問題解決への第一歩
・虐待やネグレクト以外にも、過干渉や過保護など、表面上は毒親に見えない場合も
毒親の定義は、子どもにとって悪影響(=毒)を与える親
毒親の行動と自分(毒親育ち)の特徴、両方をチェックするのがベスト
・生きづらいのはあなたのせいではなく、親や親との関係性が原因
毒親を変えるのはほぼ不可能
・親からは逃げるのが一番、無理でも少しずつ距離を取る